ツグミ工芸舎工作日記

ツグミ工芸舎のこれまでとこれから

木について

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木材をいつも扱っていますので、木のことについてはよく考えます。たまたま、都内のギャラリーに種についての本があり、面白くてざっと読んでみました。植物は種を別の場所に移動させる手段は見事!です。

・風に乗って飛んでいく種
・川や海の流れに乗る種
・獣に引っ付いて移動する種
・鳥に食べてもらい、鳥ともに移動する種
・火事になったときだけ割れてこぼれる種
・転がって移動する種

蓮は沼に生えているので、蓮の種は水と同じ比重になっています。ゆっくりとした流れでも流されやすく、しかも根が張れるように浮かばない!

このようなさまざまな巧妙な方法を脳のない植物はどこで思い付くのでしょうか?植物達は大雨が降ること、強い風が吹くこと、鳥や獣が近くにいること、たまに山火事があること、さまざまなことを知っているからこそ、その方法を思い付いているのだと思います。頭がいい!頭じゃないけど。

工房の周りには桑の木がたくさん生えています。桑の実は地面にたくさん落ちますが、なぜか芽がでません。その桑の実を離れた場所に蒔くとすぐに芽がでます。どのように連絡を取り合っているのでしょうか?不思議です。

木はそのすべてを生き物たちに捧げているように感じることもあります。太陽の光を受け、涼しい木陰と酸素を作り出してくれます。鳥や獣、人に木の実を、虫達には樹液や葉っぱを。私たちは木々から建物や家具の材料、薪、お茶や薬、シロップとどれだけ感謝したらいいのかと思う程の施しです。落ち葉は微生物の住みかになり、栄養たっぷりの土ができます。ふかふかの大地は雨をたっぷり溜め込み、きれいな水を沢に落とします。

私たちの身近にある木々についてこんな風に受け止めることができたら、と思う動画をみつけました。
100年も200年も同じ場所にいるってことをちょっと想像してみてください。

あるがままって素晴らしいな〜〜 木、ありがとう! - YouTube